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アイデンティティークライシス/Identity crisis |
アイデンティティー(自己同一性、主体性)とは、ある個人が変化成長しながらも基本的には自分は自分であり、同一で連続しているという感覚を意味します。しかし青年期には、「自分が何なのか」などといった、自己の主体性や役割、所属がわからずに心理的に不安定な状態におちいることがあり、このような状態をアイデンティティーの拡散、あるいはアイデンティティーの危機(identity crisis)といいます。最近では、成人した男性、女性においてもこうした危機傾向がみられます。 |
アウティング/Outing |
他人のセクシャリティーを勝手に他人にばらす事。公にしていないセクシャリティーを本人の了解を取らず公にする事。 |
アファーマティブ・アクション(ポジティブアクション)/Affirmative action(positive action) |
積極的差別解消政策。不平等な待遇を受けてきた人種的・社会的少数派の人々に対し、教育や雇用の機会を一定の比率で優先的に取り扱うなどの方策をとることによって、形式的な機会平等よりも実質的な結果の平等をめざすための特別措置。女子差別撤廃条約においても、この特別措置の必要を認めています。しかしあくまでも、これは暫定的なものであり、機会と待遇の平等を確保された状況下では逆差別になることも規定しています。しかし現状においては、まだまだこうした制度が必要な状況にあるといえます。 |
アダルト・チャイルド(AC)/Adult child of alcoholics, adult child of dysfunctinal family |
アルコール依存症などアディクションのある家庭で育ったために心に病を持つ子どものことです。その家庭環境故に、幼児期から過度の緊張を強いられたり、親に十分甘えたりすることができないまま成長し、思春期になって家庭内暴力や摂食障害などといった症状になってあらわれたりすることがあります。 |
アディクション/Addiction |
「嗜癖」などと訳され、「ある習癖への耽溺」を意味します。酒やタバコ、ギャンブルなどの常習、やめられない状態を指します。依存症ともいえます。アルコールや薬物といった快感を引き起こす「物質」が対象になるケース、ショッピングや仕事をすることといった「行動」がやめられなくなるケース、憎みながらも離れられないとか、自己犠牲をしても尽くすといった「人間関係」に執着するケースなど様々なパターンがみられます。このような依存からの克服のためには、「自我の確立」が重要になっています。 |
インターセックス(半陰陽)/Inter Sex |
外性器の外観が性の区別をつけ難いか、個別の染色体や性器より決定される性と異なる状態をいいます。先天的に男女の性別がわからない人。外性器は男性型でも、遺伝子には女性的特徴がみられたり、内性器で、男女両性の特徴を持ち合わせたりする場合など。 |
Aセクシャル/A Sexual |
性的欲求が無いこと、または薄いこと、またはそれらの性的指向をあらわす。もともと「asexual」という言葉は、生物学的に性別が存在しない(無性)ことや、性とは無関係であることを指し示す言葉でしたが、転じて上記のような利用がなされるようになったとされています。しかし、確立した統一的な利用はなされておらず(性的指向は人それぞれで幅がありますので、統一的利用は無理でしょう)、同じ「Aセクシャル」でも内容にはばらつきが見られるようです。なお、性的指向に特に注目した場合には「アセクシャリティ(asexuality/Aセクシャリティ/エイセクシャリティ)」の表現が使われることもあるようです。 |
STD/Sexually Transmitted Diseases |
性行為感染症の略。性行為により感染する疾患をさし、淋病・梅毒のほかに、エイズ・クラミジア感染症・性器ヘルペス症・B型肝炎・尖圭(せんけい)コンジローム・膣トリコモナス症・カンジダ膣外陰炎などがある。 |
FtM/Female to Male |
女性から男性に性転換手術した人。性同一障害で、生物学的には女性だが男性の脳をもっている人。 |
MtF/Male to Female |
男性から女性に性転換手術した人。性同一障害で、生物学的には男性だが女性の脳を持っている人。 |
エンパワーメント/Empowerment |
力をつけること。女性が政治・経済・社会・家庭などのあらゆる分野で、自分たちのことは自分たちで決め、行動できるよう能力をつけ、パワーアップしようとする概念。エンパワーメントのために、一部分ではなく草の根の女性たちが共に手を携えて(ネットワーク化し)、連帯での行動を志向するのが特徴です。特に、女性にとって経済的な自立と、意思決定の場への参画がエンパワーメントの課題となっています。 |
おナベ【俗語】/Onabe Miss dandy |
男性になりたい女性。個人によりトランスヴェスタイト・トランスジェンダー・トランスセクシャルにより異なる。一般的には、女性の体に違和感があり、精神的に男性の女性。 |
オルターナティブ/Alternative |
二者択一、代替、代案、もう一つの、代わりのなどと訳されますが、主流となっているものに対して、他の方法や物事などを用いて物事を行おうとするときなどに用いられます。(オルターナティブ・テクノロジーなど)また、現在の価値を認めた上で、新たな価値観を創造するという意味もあります。女性問題解決のための行動は、男性の視点で社会を見つめていることが主流であったのに対して、女性の視点で見つめ直すという新たな方法であり、従来の価値観から新たな価値観を創造するオルターナティブなものといえます。 |
外専【俗語】/Gaisen |
外国人しか性愛の対象とならない人達を指す。この中でも「白人専」とか「黒人専門」など、細分化している。又、外国人と恋人同士である、ということが一種のステイタスとなる傾向もあり、一概に「外人専」と括ることが出来ない要素もある。 |
開発と女性(WID)/Women in development |
発展途上国の開発援助にあたっては、その地域における女性の社会的・経済的役割や状況を十分に把握、分析した上で進めていこうとする理念。ナイロビ将来戦略にも明記され、女性の視点からの検証と、女性も開発の受益者としてだけでなく、担い手として参画に組み込んでいくことが開発の成否にかかわってくるという認識で取り組まれてきました。国連OECDでも開発にあたってWIDに留意することが重要としており、日本でも国内行動計画とともに「政府開発援助大綱」にも盛り込まれています。 |
カミングアウト・カムアウト/Coming-out |
もともとは女性が社交界にデビューすることをいう。現在では同性愛者(レズビアン、ゲイ)であるという事を表明すること自分のセクシャリティーを公にする事という意味で使われることがある。また、従来タブーとされてきたことなどを社会的に表明するときにもつかわれる。 |
業界・組合【俗語】/Gyoukai |
レズビアン・バイセクシャル・ゲイなどセクシャルマイノリティ-の社会全般の事。 |
クィアー/Queer |
元は米語で、奇妙な、怪しい、変態などを意味する一般語。Queen=女王から、スラングとしてゲイを意味するクィーン、クィアーは日本語にすると差別語としての「おかま」を意味した。近年、その否定的なものを逆手にとって「変態」を意識的に肯定しようとする考えのもとに、ゲイ・レズビアンらが自ら使い始めた言葉。セクシャル・オリエンテーションを基準とした、ゲイ・レズビアン・バイセクシャルというカテゴライズや、ジェンダーアイデンティティを基準とした、トランスセクシャル・ジェンダー・ベタイトなど。カテゴライズやラベリングの再統合として、広く性的少数派の者を含み総称する言葉。 |
クオータ制/Quota system |
不平等是正のための方策の一つで「割り当て制度」などといいます。選挙の立候補者や国の審議会の人数などで、男女の比率を偏りが無いように定める方法。結果の平等をめざしたアファーマティブアクションのひとつです。 |
クローゼット/Closet |
直訳すると、小部屋、納戸、物置、戸棚などになるが、クローゼットに入ったまま隠れているの意味。自分のセクシャリティを意図的に隠している人、又は今現在公表していない人も含まれる。反対の意味の言葉に「カムアウト(カミングアウト)」がある。 |
ゲイ/Gay |
男性同性愛者を指す呼称。異性愛者による蔑称として「ホモ」「オカマ」が使われるのに対し、「陽気・快活な」という意味を含めた「ゲイ」は、同性愛者が自らを肯定的に捉えた呼称と言えます。 |
ゲイアイデンティティ/Gay identity |
自らの性的指向を自認し、異性愛者というマジョリティに対し、マイノリティとしての自分を認識すること。 |
ゲイプライド/Gay pride |
同性愛に対する通俗的な偏見や無理解、ネガティブな見解に対し、同性愛を人間という種の自然な性向の一つとして認め、性的指向の差異のみで差別・排他されることを是としないこと。 |
コンシャスネス レイジング(CR)/Consciousness raising |
一般に、意識変革とか意識覚醒などと訳されます。1960年代後半にアメリカ合衆国の女性運動の中から始まったといわれています。あるテーマを決め、グループで一定の期間話し合いを行います。女性たちが自らの経験や感情について「話し合う」活動を通して意識の変革を図っていこうとするのを目的としています。相手の批判をしないで、受け入れながら話し合う、などのルールを決め、コーディネートする役も必要となります。グループカウンセリングの手法の一つとしても用いられます。 |
サージカルグローブ/Sergical glove |
セイフセックスの時に使用する薄手の医療用手袋。ゴムアレルギー者用も利用できます。購入先は病院付属の薬局などで。 |
サディズム/Sadism |
性行為の相手(ほとんど異性)を噛む、首を締める、鞭で打つ、縄で縛る、傷つける等などの加虐行為をし苦痛を与えることで 性的に興奮し満足すること。これらの行為がエスカレートすると、強姦、拷問、殺人などの虐待行為に至ることになる。 乗り物の中で刃物で異性の体を傷つけたり、着ているものを切ったするのも、このサディズムの一種。 |
シェルター/Shelter |
避難所、駆けこみ寺。夫婦間暴力など女性への暴力などから避難する女性や、困窮する在日外国人女性などのための緊急避難所、一時保護施設のことをいいます。 |
ジェンダー/Gender |
「男らしさ」「女らしさ」といった社会的・文化的に形成された男女の違いのこと。これに対し、生物学的な性差をセックスと呼びます。社会や家庭において、「男は男らしく」「女は女らしく」と要求される結果、男女それぞれのジェンダー意識が形成されていき、これが「男は仕事」「女は家庭」といった固定的性別役割分担意識の根本となっているといえます。この意識は普遍的なものではなく、その時代の社会や文化によって、左右されるものとされています。 |
ジェンダー・アイデンティティ/Gender identity |
自分の性別についての自己認識の事。これが、生物学的・社会的に与えられた性別と食い違っているのがトランスジェンダーです。 |
ジャリタチ【俗語】/Jyaritachi |
子供っぽいタチの人の事。時に常識の無い・男性性を勘違いしている・服装がだらしないタチなどの意味に使われることもあります。 |
女子差別撤廃条約/Convention for Elimination of All Forms of Discrimination against Women |
「女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約」の略です。1979年国連総会において採択されました。条約は、政治・経済・社会・文化、その他あらゆる分野における性差別の撤廃を目指し、性別役割分担の見直しを強くうちだしています。1980年コペンハーゲンで開かれた国連婦人の十年中間年世界会議で署名され、翌1981年発効。日本も署名しましたが、批准するためには条約の基準に達していない国内法の改正が必要でした。日本は1984年の国籍法改正、1985年の男女雇用機会均等法の制定、家庭科の男女共修化など国内法を整備し、1985年に批准しています。 |
女装子(ジョソコ)【俗語】/Jyosoko |
女装している男性。ショーパブなどで働いている人に多い。「じょうそうこ」ではなく「じょそこ」と呼ぶ。 |
ショーパブ・コミックバー/Show Pub Comic Bar |
ミスターレディ(女装した男性やニューハーフ)が接客するバーやパブ。ほとんどの店がステージ(舞台)を備えショーを行う。客層は主にノンケの男女を対象としている。 |
新宿2丁目/Shinjyuku2chome |
東京都新宿区新宿2丁目、最寄り駅は都営地下鉄「新宿三丁目」駅。日本最大のゲイタウン。多くのゲイバーとレディースバー(国内では最大数)がある。略称=2丁目・にちょ |
スカタチ(フェムタチ)【俗語】/Sukatachi |
スカートをはいたタチの造語。外見的にはネコに見えるが性的指向はタチである人のこと。対義語⇔ズボネコ |
ストレート(ヘテロ、ノンケ)【俗語】/Straight |
異性愛者のことを呼ぶアメリカの俗語です。一般的には【ノンケ】を使用するのが多い。 |
ズボネコ【俗語】/Zuboneko |
ズボンをはいたネコの造語。 外見的にはタチに見えるが性的指向はネコである人のこと。対義語⇔スカタチ |
性行為感染症/Sexually Transmitted Disease |
性病を含めて性交ないし類似の行為により感染する諸疾患の総称。俗にいう性病のことを示す。略称=STD |
性的指向/Sexually |
自分がどの性を好きになるかを示す概念。異性に向かえばヘテロセクシャル、同性に向かえばホモセクシャル、両性に向かえばバイセクシャルとなります。 |
性的嗜好/ |
SMやスカトロなど、様々なフェチを示す概念。 |
性的少数者/Sexually minority |
セクシャルマイノリティ、性的指向少数派。ゲイ・レズビアン・バイセクシャル・トランスジェンダー・トランスセクシャル・ Aセクシャルなどの総称。 |
性転換手術/Sex reassignment surgery |
性別再指定手術。性同一性障害(GID)の人が心の性に一致するように受ける手術。男性から女性になる場合は(MTF Male to Female)、精巣と陰茎を摘除し、皮膚や腸を使って膣をつくる。女性から男性になる場合は(FTM Female to Male)、乳房切除・子宮・卵巣摘出の後、皮弁を用いて陰茎をつくる。 |
性同一性障害(GID)/Gender Identity Disorder |
生物学的には完全に正常でありながら、その反面、人格的には自分が別の性に属していると確信している状態。個人の身体的性別特徴であるセックス(sex)と、社会的心理的性別役割であるジェンダー(gender)が一致しないこと。心と体の性が一致しているが 性的対象が同性である同性愛とは異なります。 |
性別役割分業/Sex roles Gender division of labor |
「男は仕事、女は家事・育児」というように、性別によって家庭、職場などあらゆる場面で役割を分業・分担することをいいます。日本においては、こうした男女に対する固定的な役割分業意識が未だ根強く残っています。「男は仕事、女は家事・育児」といった役割分業意識は、資本主義社会の成立とともに近代になって明確化されてます。この性別役割分業の克服が今後の女性問題解決のための課題です。 |
セーファーセックス/Safer sex |
安全な性行為の事。(通常と比べて)より安全な性交のこと。コンドームを装着する、粘膜・体液の交換を防ぐなど、HIVを始めとした性感染症(STD)への感染リスクを減らしたセックス。完全に安全なセックスはないという考えから、セーフセックス[safe sex]とは言わない。お互いで器具を使う時はよく洗浄するようにしたり、体液に触れるような時は、サージカルグローブやデンタルダムを使用したりすることもその一部。 |
性暴力/Sexual violence |
女性の意志に反しておこなわれる性的行為をいいます。これまで女性への暴力の多くが隠されてきましたが、近年女性たちの告発によって表面化してきています。従来の一般通念にある強姦だけでなく、国家や民族の集団的レイプ、子供への性的虐待、強制売春、職場の上司、教師、警察官などによる社会的強者から弱者に対しておこなわれるセクシュアル・ハラスメントなども問題になっています。夫婦間暴力、家庭内暴力(もちろん同性同士も)もこれに含まれます。1993年12月に国連総会で採択された「女性に対する暴力の撤廃に関する宣言」によれば、女性への暴力は性差に基づくあらゆる暴力行為であり、人権問題であることを明記しています。 |
世界人権宣言/Universal Declaration of Human Rights |
1948年12月10日、第3回国連総会において採択されました。すべての人民とすべての国民が達成すべき基準として布告されたものです。前文と30ヶ条からなり、第1条では、「すべての人間は生まれながらにして自由であり、かつその尊厳と権利について平等である。」と述べています。日本では毎年12月10日に先立つ1週間が人権週間です。 |
セクシュアル・ハラスメント/Sexual harassment |
性的いやがらせのこと。職場でのセクシュアルハラスメントについては「相手の意に反した性的な性質の言動を行い、それに対する対応によって仕事を遂行する上で一定の不利益を与えたり、それを繰り返すことによって就業環境を著しく悪化させること」とされています。またタイプとしては大きく2つに分類され、雇用上の力関係を利用して性的ないやがらせや性的行為を強要をする「代償型」と、屈辱的、敵対的な言動によって職場環境を不快にする「環境型」タイプがあるといわれています。 |
セクシュアル・ライツ/Sexual rights |
性に関する権利。女性の人権を守る立場から、性的な事柄に関し、個人が自由に決定し、責任を負うという考え方。「性と生殖に関する健康と権利(リプロダクティブ・ライツ)」のほか、妊娠を目的としない性の権利、同性愛者の権利などを包括しているとされます。第4回世界女性会議で焦点の一つとなりましたが、イスラム諸国などの宗教上の問題もあり、北京宣言には盛り込まれませんでしたが各個人が身体の保全と自己決定に対する権利を持っていることを認めることによって性と生殖を保証するものです。また歴史的にもそのような権利は、不妊と他の強制的な方法から女性、男性を守り、さらに性的暴力、望まない利己的な性的関係、望まない医学的干渉、強制された家族計画、安全でない避妊方法などから女性を保護しています。 |
セクシュアリティ/Sexuality |
生物学的性差であるセックスや文化的性差であるジェンダーで表わされる性的差異を含め、性的志向、性に関する意識、行動、傾向などを総称する言葉。性的存在としての人間の全生涯と全人格を包括する概念。生物学、心理学、社会学、人間関係学的な性の現象のすべてを表現した言葉。生物学的な性をセックス(sex)といい、社会的な性別をジェンダー(gender)と区別する。 |
セクシャルマイノリティ/Sexual minority |
性的少数者。肉体の性と心の性が一致しない性同一性障害や同性愛など。 |
セパレイティスト/Separatist |
男性との一切の関わりを持たずに、女性だけの独立した世界を理想とする主義の人の事を指す。 |
セリバシー/Serivasy |
禁欲主義。『Aセクシャル』と違って性的な欲求がないのではなく、 性的行動欲求を持っているが敢えてしないこと。 |
ダイク【俗語】/Dyke |
元々は男っぽいレズビアンを侮蔑的に指して使われていた、女性同性愛者を差別する言葉。逆手にとって『ゲイ』のように使用している例もあります。 |
タチ【俗語】/Tachi |
セックスの時攻める側の人。外見・性格などが男性的である人を指したりもする。対義語⇔ネコ |
ダレ専【俗語】/Daresen |
相手に求められれば、容姿・性格などの関係なく応じられる人のことで、とにかく誰でもいい人の事。 |
デビュー【俗語】/Debut |
初めてビアンバーに行くこと。初めて同性愛者として活動すること。初めて同性愛者に会う・初めて同性愛雑誌を買う・初めてセックスするなど。初めて自分をビアンと認識すること。 |
同性愛/Homosexuality |
同性が恋愛の対象である、性的指向。 |
同性愛者/ |
同性を好きになる人。ポジティブな意味もネガティブな意味も含まない、中立的な言葉である。 男性同性愛者『ゲイ』(gay)、 女性同性愛者『レズビアン』(lesbian) |
ドメスティック・バイオレンス/Domestic violence |
家庭内、夫や恋人からによる女性への暴力。夫婦間のことは私的な問題として扱う風潮、夫婦間の経済的な力関係、世間体などの壁に阻まれ、これまで表面化しにくかったのですが、女性問題の一環として、解決すべき問題となっています。1992年には「夫(パートナー)からの暴力(ドメスティックバイオレンス=DV)調査研究会」により実態調査がおこなわれ、その中間報告によれば、約8割が身体的、心理的、性的暴力のいずれかを受け、3つとも受けたとする人が約5割でした。加害者の男性はあらゆる職種にわたっており、地位、学歴などには無関係に起っています。この問題に社会的関心が高まること、避難所・相談所といった社会的制度、施設の充実などが望まれています。 |
ドラァグクイーン(ドラァグキング)/Drag queen(Drag king) |
英語で「クィーン」は女装者、「キング」は男装者であり、「ドラァグ」は元々(ドレスの裾を)ひきずるという意味を持ち、長大華麗な衣装をまとうことを言う。ゲイまたはレズビアンが「女性役割」「男性役割」を誇張する過剰な扮装によって虚構の「女性」や「男性」を演じ、性役割を茶化して楽しんだり、同性愛に対し理解を示さない保守的な人々を風刺する表現行為。 |
トランス・ヴェスタイト(TV)/Trans vestite |
身体の性別に違和感を感じていないけど、趣味で異性になる事が好きな人や異性のカッコをしたい人。変身願望 の強い人。 |
トランス・ジェンダー(TG)/Trans gender |
身体的性別特徴であるセックスと、社会的心理的性別役割であるジェンダーが一致しないが、手術までは望まない人。トランス・ヴェスタイトとトランス・セクシュアルの中間の人を指す。 |
トランス・セクシュアル(TS)/Trans sexual |
セックスとジェンダーが一致しない性同一性障害の中でも、外科的手術によって心の性と同じ体を手に入れたいと欲する人。 |
トランスジェンダー現象/Transgender syndrome |
男と女の性別の境界を超える様々な形態をいう。両性を兼ね備えたアンドロジニー(androgyne)、ファッションなどのユニセックス(中性という単一の性)の概念から、女装 ・男装などの異性装、生物学的性別と心理的性別の不一致などによる性転換(transsexual)などは性別越境の一つの現象といえます。 |
ナベシャツ【俗語】/ |
胸を押さえる為に着用するベスト型の下着。丈夫な布地(麻など)で出来ていて、両胸部には乳首を隠す為のポケットがあり、前部のジッパーで絞り上げるものがある。 |
ニューハーフ(ミスターレディー)/New half |
女性に変身した男性。特に肉体を外見上女性同様に改造した男性を指す。広義では男性でありながら男性を愛する同性愛の男性を指す。 |
ネコ/Neko |
セックスのとき受け身になる側の人。外見・性格などが女性的である人を指したりもする。対義語⇔タチ |
ノンケ(ヘテロ、ストレート)/Nonke |
異性愛者。同性愛指向が無い人。 |
ノンケ惚れ/Nonkebore |
同性愛者が異性愛者『ノンケ』に恋をすること。叶わぬ恋となることが多い。 |
ノンセクシャル/Non sexual |
性的指向がはっきりしない、もしくはない人。ビアン・ゲイ・タチ・ネコ・バイなどと分類しないで人を好きになったりする人。 |
バイセクシャル・キュリアス(バイキュリ)/ |
自らが同性にも欲情すると明確に自覚しているわけではないが、同性との性交渉に強い興味・関心を示している状態、またはそのような人。自らを同性愛者もしくは両性愛者だと認めることを恐れている場合もある。 |
バイセクシャル(バイ)/Bysexual |
両性愛の人。異性でも同性でも性的な魅力を感じたり恋愛の対象になる人。 |
発展【俗語】/Hatten |
見知らぬ者同士がお互いの関係を深めること。セックスを伴うことが多い。「する」をつけて自動詞として使われることが多い。「場」がつくと性交渉を持てる相手を探す場所のことを表わします。 |
バリタチ【俗語】/Baritachi |
外見・性的指向などどこから見ても男役の人のこと。バリバリのタチの略語。対義語⇔バリネコ |
バリネコ【俗語】/Barineko |
外見・性的指向などどこから見ても女役の人のこと。バリバリのネコの略語。対義語⇔バリタチ |
バリバリ【俗語】/Baribari |
胸を偏平にするためのマジックテープ式体型補正下着の俗称。スポーツショップなどで売ってるマジックテープ式補正下着で、男装の時に利用したりする。剥がす時の音からきているらしい。 |
ビアン【俗語】/Bian |
レズビアンの略語。レズが差別用語的に使われているため、レズビアンのビアンだけを俗語的にして使用。 |
ビアンバー【俗語】/Bian bar |
女性同性愛者を対象とした飲み屋。スナック形式とバー形式の店が多い。同意語=レディースバー。 |
フェチ/Fetishism |
様々な性的嗜好のこと、『フェティシズム』。性愛の対象が異性の存在の全体ではなく、その肉体の一部(手、足、耳など。通常は性器を除く)や、身に付けている物(靴、下着、指輪など)、あるいは異性の象徴となるもの (皮革、毛皮など)を性対象とする傾向をいう。一般にも様々なフェチ(SM、スカトロ、ラバー、コスプレなど)があるが、同性愛にも様々なフェチが存在する。基本的にフェチは男性が多く女性に少ない。 |
フェミニスト/Feminist |
女権拡張論者。男女同権主義者、女性開放論者。 |
フェミニズム/Feminism |
かつては女権拡張運動を意味しましたが現在は女性解放論と訳すのが一般的です。近代以降の欧米を中心としたフェミニズム運動は大きく2期に分けられます。第1期は19 世紀半ばから20世紀初頭にかけて起きた運動で、女性参政権獲得運動に代表されます。制度的な男女平等、女権の拡張を目指しました。第2期は1960年代後半から70年代初頭のウーマン・リブに端を発し、欧米から世界各地へと広がっていきました。以後多様な議論と運動があります。法律や制度的な平等は達成しても、依然として存在する家庭や職場における性差別からの解放を目指す思想・運動となっています。 |
フェム【俗語】/ |
女性的な女性。女の子っぽい(フェミニン)という意味。 |
婦人週間/ |
日本において、女性が初めて参政権を行使した1946年4月10日の衆議院議員選挙の日を記念して、毎年4月10日から16日までの1週間を「婦人週間」と定めています。労働省が1949年から設けたもので、女性の地位向上のための特別行事が全国的に実施され、各地で 講演会やシンポジウムなどが行われています。 |
ブルーセックス/Blue sex |
同性愛のこと。または10代の若い(青臭い)性。 |
北京女性会議(第4回世界女性会議)/ |
西暦2000年までに少なくとも1回の世界会議を開くとしたナイロビ将来戦略を受けて開催、NGOフォーラムをあわせて空前の人々が集まる会議となった。検討された行動綱領案は、貧困・教育・健康・女性に対する暴力・紛争下の女性・経済・権力・意志決定分担における男女の不平等、女性の地位向上のための仕組み・人権・女性とメディア・女性と環境・少女など12の重大問題領域を含みます。リプロダクティブ・ヘルス/ライツや、「紛争下の女性」に関連して「従軍慰安婦」問題などが、大きな論争の一つになり、フォーラムでもあらゆる形態の「女性への暴力」に関心が集まりました。 |
ヘテロセクシズム/Heterosexism |
性愛の対象を異性のみに限定し、同性を対象にして性愛を認めない差別的考え方。近年、レズビアンやゲイなどのホモセクシュアル(同性愛)の解放運動が盛んになり、セクシュアリティの多様性を受容する方向がでてきてます。 |
ヘテロセクシャル/Hetero sexual |
異性愛者。恋愛の対象が異性である、性的指向者。同意語=ノンケ・ストレート。対義語⇔ホモセクシャル。 |
ボーイッシュ/Boyish |
男性的な外見、性格の女性。対義語⇔ガーリッシュ |
ホモセクシャル(ホモ)/Homo sexual |
同性愛の。同性愛者。本来は同性愛者を指し女性も含むが、男性同性愛者を指す事が多い。「ホモ」は男性同性愛者を軽蔑する時に使われることが多い。 |
ホモバー(ゲイバー)/Homo bar |
男性同性愛者を対象とした飲み屋。スナック形式とバー形式の店が多い。 |
ホモフォビア/Homophobia |
異性愛者の同性愛者嫌悪のこと。暴力から無視、いやがらせまで、さまざまな形で現れる。同性愛に対する嫌悪、そのような嫌悪感を持つ人。ホモのホモ嫌い、日本では主にこちらの意味で使われることが多い。ノンケのホモ嫌い、英米ではこちらの意味で使われることが多い。 |
ポリガミー/Polygamy |
一夫多妻制のこと。不特定多数と付き合える人。対義語⇔モノガミー |
ホルモン療法/ホルモン注射/Hormone therapy |
身体に対する違和感や不快感を軽減する手段として、女性化を望む男性に対して卵胞ホルモンを、男性化を望む女性に対して男性ホルモンを投与するGIDの治療法の1つ。男性ホルモンでは生殖能力の喪失・筋肉の増加・声質の変化・体毛の増加などが見られるが、乳房はさほど変化しない。卵胞ホルモンでは生殖能力の喪失・乳房の成長・体脂肪の増加などが見られるが、声質や体毛も大きくは変化しない。通称「ホル注」 |
ホワイトリボンキャンペーン/White ribbon campaign |
アメリカで思春期の同性愛者の自殺が相次ぐ深刻な事態を、広く知らせるために始まった。 |
マイノリティー/Minority |
少数の、少数派の意味。『セクシャルマイノリティ』というと性的少数派。 |
鮪(マグロ)【俗語】/Maguro |
セックスの時、動かないで寝てるだけの人。 |
マゾヒズム/Masochism |
サディズムと対照的で、相手から肉体的苦痛を与えられることによって性的興奮と満足を得ること。 |
ミスターレディ【俗語】/Mr Lady |
ニューハーフの新呼称。女装した男性、主に女装を仕事にしている男性を指す。性転換している人『ニューハーフ』も、していない人も含まれる。 |
ミスダンディ【俗語】/Miss Dandy |
男装した女性、主に性転換した女性を示す。一般の男装した女性は『オナベ』ということが多い。 |
モノガミー/Monogamy |
特定の恋人一人だけと付き合う人。付き合いたい人の事。対義語⇔ポリガミー |
ユリ/百合/百合族【俗語】/ |
女性同性愛を示すシンボル。女性同性愛、または女性同性愛者。男性同性愛は『バラ/薔薇/薔薇族』 |
リップスティック・レズビアン/Lip stick lesbian |
化粧をしているレズビアン女性のこと。 |
リバーシブル(リバ)【俗語】/Reversible |
Sexの時、タチ・ネコどちらもできる人。自分の性的役割を固定しないという生き方や考え方。 |
リプロダクティブ・ヘルス(ライツ)/Reproductive health(rights) |
「性と生殖に関する健康と権利」の訳。身体的・精神的・社会的に良好な状態にあり、安全な性生活を営み、子どもをいつ何人産むか、または産まないかなどを、当事者である女性に幅広い自己決定権を認めようとする考え方で、妊娠・出産・中絶に関わる女性の 生命の安全や健康を重視したものです。 |
レインボーカラー/Rainbow color |
レズビアンやゲイをはじめとした性的少数者の象徴でありシンボル。 |
レズビアン(レズ)/Lesbian |
同性愛の女性。レズと略すがしばしば差別的と感じられる。同意語=ビアン。対義語⇔ノンケ・ヘテロセクシャル |
レッドリボン/Red ribbon |
HIV/AIDSを正しく理解し、HIV/AIDSの人たちをサポートしていこうという意思を表す赤いリボンのこと。 |